華碩電脳（ＡＳＵＳ）が８月に発売したスマートフォン最新機種「ZenFone4」のうち、プロセッサーにクアルコムのスナップドラゴン660を採用した本体価格１万3,990台湾元（約５万2,000円）のハイエンドモデルの販売が好調で、品不足が発生、生産を急いでいる状況だ。29日付蘋果日報が報じた。
ZenFone4はデュアルレンズ搭載、120度広視野角など、カメラ機能が充実した（同社リリースより）
ZenFone4はスナップドラゴン630と660搭載の２つのモデルがある。ＡＳＵＳでは当初、１万990元のスナップドラゴン630搭載モデルの方が販売量が多いと予測していた。しかし実際にはよりハイスペックな660搭載モデルを選択する消費者が多く、需要が供給を上回っている。
なおアップルの最新スマホ「iPhone8」がこのほど発売されたことについてＡＳＵＳの沈振来（ジェリー・シェン）執行長は、「当社はスマホの価格帯引き上げに努めているが、まだアップル製品と衝突することはない」とコメント。その上で欧州および南米市場のさらなる開拓に意欲を示した。
