ニュース その他製造 作成日:2017年9月30日_記事番号:T00073172
台湾経済研究院(台経院、TIER)が29日発表した8月の製造業景気指数は11.49ポイントで、景気信号は3カ月連続で「黄青(後退傾向)」となった。ただ前月比で0.95ポイント上昇しており、年内に「緑(安定)」に回復する可能性もありそうだ。30日付工商時報が報じた。
製造業景気指数を構成する5項目は、▽経営環境、0.58ポイント上昇▽販売価格、0.45ポイント上昇▽原材料投入、0.14ポイント上昇▽需要、0.08ポイント上昇──の4項目が上昇、一方、コストが0.3ポイント下落した。
業種別では、▽青(後退)、33.13%(前月比11.56ポイント減)▽黄青、39.16%(3.91ポイント減)──が減少となった一方で、▽緑、24.99%(12.8ポイント増)▽黄赤(過熱傾向)、1.68%(1.63ポイント増)▽赤(過熱)、1.03%(1.03ポイント)──が増加した。
台経院は第4四半期の展望について、国際ブランドによるハイエンドスマートフォン、ウエアラブル(装着型)端末、ノートパソコンなどの相次ぐ発売で台湾サプライヤーの受注が増加している上、原料価格の上昇や中国、欧米の需要期入りにより製造業景気の改善が期待できるとの見方を示した。またアップルの新型iPhoneの販売が伸び、原料価格がさらに上昇すれば「緑」への好転もあるとの見方を示した。
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