ニュース 石油・化学 作成日:2017年10月5日_記事番号:T00073256
ペットボトル用ポリエチレンテレフタレート(PET)チップ大手、米M&GとインドのJBFに財務危機が伝えられる中、川下のボトルメーカーでは他のアジアメーカーからのPETチップ調達を大幅に拡大している。台湾の新光合成繊維(新繊)、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)、遠東新世紀(ファーイースタン・ニューセンチュリー)、台南紡織(台南スピニング)、力麗企業も受注が増加しており、年末にかけて需要の高まりが続く見通しだ。4日付経済日報が報じた。
南亜プラによると、9月に入りM&Gが財務状況の悪化で原料調達が滞っているとの観測が伝えられ、川下のペットボトル業界では同社からのPETチップ供給が中断するとの懸念が高まり、相次いでアジアメーカーからの調達を進めているという。
またインドのJBFについても8月、財務状況の悪化により傘下工場を売却して債務の返済に充てるとの観測が伝えられている。
こうした中、新繊もPETチップ受注が急速に増えていると明らかにし、例年、非需要期に当たる第4四半期も旺盛な需要が見込めると予測した。
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