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ロボット開発、台湾企業が本格化


ニュース 機械 作成日:2008年5月9日_記事番号:T00007327

ロボット開発、台湾企業が本格化

 
 台湾のハイテク業界で、ロボット開発に本格的な投資を行うケースが増えている。これまでに華碩電脳(ASUS)、微星科技(マイクロスター・インターナショナル)、佳世達科技(Qisda)、華宝通訊(コンパル・コミュニケーションズ)、鴻海精密工業などが多額の資金をロボットの研究開発(R&D)に投じた。9日付蘋果日報が伝えた。

 台湾ロボット学会の羅仁権理事長は、「ブランドメーカー以外に部品メーカー150社がロボット開発連盟に加わった」と話した。参加企業はIC設計、電池、センサー、モーター、ソフトウエアなどロボット開発に必要な各分野に及ぶ。

 華碩電脳は特にロボット開発に熱心で、施崇棠董事長は周囲に対し、「ロボットは華碩の未来の発展方向だ」と話しているという。同社のロボット開発計画担当者は、「教育、娯楽機能を備えたロボットが重点になる」との見通しを示した。

 業界では鴻海精密工業が米UGOBEが開発した最新の恐竜型ロボット「プレオ(Pleo)」の生産契約を結び、一歩リードしている。鴻海はロボットアームの独自開発にも成功している。

 経済部工業局は、台湾のロボット産業の生産額が今年は800億~900億台湾元(2,690億~3,027億円)、2015年には2,500億元に達すると見込んでいる。