ニュース 石油・化学 作成日:2017年10月11日_記事番号:T00073296
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社が6日発表した第3四半期の純利益は合計739億2,000万台湾元(約2,700億円)で前期比88.4%増の大幅成長となった。大型ハリケーン「ハービー」上陸により米国の石油・化学サプライチェーンが打撃を受け、石化製品の価格が上昇したほか、DRAM事業での収益増などが貢献した。第1~3四半期累計の純利益も1,682億4,000万元で前年同期比22.4%増を記録した。7日付工商時報が報じた。
各社の第3四半期純利益は▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、169億2,700万元(前期比74.3%増)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)、166億5,600万元(84.4%増)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、180億7,600万元(114.1%増)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、222億6,100万元(84.7%増)――だった。
台塑の林健男董事長は、米テキサス州ではハリケーンの影響により、エチレンとプロピレン生産の6割が停止したままで、港湾も被害を受けて輸出できない状況のため、アジアの石化製品価格の上昇が続くと予測した。南亜プラと台化も、第4四半期の見通しをやや楽観している。
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