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傅崐萁花蓮県長、土地転がし脱税で起訴


ニュース 社会 作成日:2017年10月11日_記事番号:T00073309

傅崐萁花蓮県長、土地転がし脱税で起訴

 花蓮地方法院検察署は6日までに、花蓮県内での土地転がしに関連し、傅崐萁花蓮県長(無所属)ら3人を税捐稽徴法違反と偽証の罪で起訴した。7日付蘋果日報が伝えた。

 調べによると、傅県長らは2010年、資金難に陥っていた同県寿豊郷のリゾート「理想大地渡假村」が保有する面積62ヘクタールの用地を10億5,500万台湾元(約39億円)で傅県長が実質的経営者である「栄亮公司」売却させた上で、栄亮公司が同じ日に12億5,600万元で買い手の林徳復氏に転売。約2億100万元の差益を得た。

 この過程で傅県長らは土地売買契約書の存在を国税局を隠し、栄亮公司が土地売買に関与していないように見せ掛け、営業税と営利事業所得税計9,114万元を脱税していた。

 傅県長は当初「土地売買はなかった」などと主張していたが、検察は新たな証拠と共に傅県長らを起訴した。

 傅県長は「蔡英文政権による政治的迫害だ」などと反発している。総統府の黄重諺報道官は「当事者は勇敢に司法に向き合ってもらいたい」と述べた。