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李方集団、旧中興百貨ビルの一部売却


ニュース 建設 作成日:2017年10月12日_記事番号:T00073332

李方集団、旧中興百貨ビルの一部売却

 内政部の実売価格登録情報によると、李方酒店管理集団は旧中興百貨のビル「芝麻大廈」(台北市復興北路と長安東路二段の角地)の商業施設部分の一部を、同集団の李銘松総裁の子息、李奇璋氏が代表者を務める噶瑪蘭興業に24億5,000万台湾元(約90億円)で売却した。李方集団は2008年に商業施設部分を12億元余りで取得した。噶瑪蘭興業への売却の目的は利益確定、または税務上の理由によるものとみられている。12日付経済日報が報じた。

 芝麻大廈は地下2階~地上15階建てで、地上5階以上が住宅だ。李方集団が売却したのは李総裁と妻の方素蝶氏が保有する長安東路二段の地下駐車スペース45台分、地上1~2階の計1,519坪、復興北路の地下フロア、地上1~4階の計1,112坪。

 台湾房屋智庫の陳炳辰アナリストは、芝麻大廈の商業施設部分にはかつて中興百貨や映画館の金像奨劇院が入居していたが、大型百貨店やシネマコンプレックスの台頭でそれぞれ閉店しており、現在はカラオケボックスの星聚星KTV、「ステーキハウス・フォルクス」などが営業していると説明した。