ニュース 政治 作成日:2017年10月13日_記事番号:T00073366
蔡英文総統は12日、11月10日と11日にベトナムのダナンで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に、昨年に続いて宋楚瑜親民党主席を特使として派遣すると発表した。同時に、APECの枠組みの下で中国と善意に基づいた協力を進めたいとの考えも初めて示したが、与野党の立法委員や学者からは、中国は共産党第19回全国代表大会(党大会)の後、台湾への圧力をさらに強める可能性が高く、蔡総統の提案は片思いに終わるとの指摘が相次いで出された。13日付蘋果日報が報じた。
宋主席(右)は「全力で当たり、国民の付託に応える」と抱負を述べた(12日=中央社)
宋主席は昨年11月、ペルー・リマでのAPEC首脳会議に参加しており、蔡政権下で2年連続で特使を務めることとなる。
宋主席は過去に何度も習近平・中国国家主席と会ったことがあり、今年も習主席とコミュニケーションを取る役割が期待されている。ただ、親民党の関係者は「APECは両岸(中台)関係を取り扱う場としてはふさわしくなく、時間もない」と述べ、中国側が台湾の善意に応じるかは分からないと指摘した。
APEC特使の人選をめぐっては、林全・前行政院長の他、より民進党の近い人物を推す声もあったが、中台関係が厳しい中、「一つの中国」の立場に立つ宋主席が最良との判断で落ち着いたという。
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