ニュース その他製造 作成日:2017年10月16日_記事番号:T00073385
太陽電池大手の新日光能源科技(ネオソーラーパワー、NSP)、昱晶能源科技(ジンテック・エナジー)、昇陽光電科技(ソーラーテック・エナジー)は16日、合併を発表した。ネオソーラーが存続会社となり、ジンテックとソーラーテックを吸収合併する。社名を「聯合再生能源」に改め、董事長には洪伝献ネオソーラー董事長が、総経理は潘文輝ジンテック総経理が就任する。来年第3四半期に合併手続きを完了する見通しだ。蘋果日報電子版などが16日報じた。
同日付工商時報によると、生産能力は5GB(ギガバイト)と台湾最大手の茂迪(モテック・インダストリーズ)を抜いて世界2位に浮上する。行政院国家発展基金(国発基金)、経済部が出資する公営企業が45億~50億台湾元(約170億~190億円)を出資し、台湾を挙げて輸出商機を目指すようだ。
3社はそれぞれシリコンウエハー、太陽電池、モジュール、太陽光発電所を展開しており、中国、タイ、ベトナム、マレーシアに生産拠点がある。業界関係者は、▽研究開発(R&D)費など重複するコストの削減▽原材料調達の価格交渉力向上▽生産の分業、海外生産の効率化▽規模拡大による国際競争力の向上──などの合併効果を挙げた。
ネオソーラーの3社合併計画は、国発基金が1,000億元で設立した「産業創新モデル転型基金」への6件目の申請案件となる。国発基金の出資比率は20%を超えず、経済部からは耀華玻璃や中国鋼鉄(CSC)などが出資する可能性がある。国発基金と経済部がそれぞれ董事1人ずつを派遣するとみられている。
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