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TSMCの元R&D責任者、中国SMICの共同CEOに


ニュース 電子 作成日:2017年10月17日_記事番号:T00073398

TSMCの元R&D責任者、中国SMICの共同CEOに

 中国のファウンドリー最大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)は16日、台湾積体電路製造(TSMC)の元研究開発(R&D)責任者、梁孟松氏(65)が同社の聯合首席執行官(Co-CEO)兼執行董事に就任すると発表した。17日付経済日報が報じた。

 梁氏は2009年2月にTSMCを退職。2年間の競業禁止期間が終了した11年に韓国サムスン電子に転職したが、TSMCは企業秘密漏えいをめぐり同氏を提訴。最高裁は15年にサムスン勤務を禁じる判決を言い渡した。その後、梁氏についてはSMICへ移籍したとの観測が浮上しており、今回これが裏付けられた形だ。

 SMICは昨年末にも、TSMCの元営運長(COO、最高運営責任者)でR&Dに深く関わったとされる蒋尚義氏の独立董事(社外取締役)就任を発表している。今後、梁氏と蒋氏は、SMICがTSMCを追い上げる上で重要な役割を果たすとみられる。

 SMICの周子学董事長は梁氏について、「当社の技術計画が強化され、世界水準との差を縮める」などと語った。