ニュース 電子 作成日:2017年10月17日_記事番号:T00073400
アップルのスマートフォン新機種、iPhone8の量産に必要な労働力を確保するため、和碩聯合科技(ペガトロン)が中国の生産拠点で大幅な賃上げを実施している。江蘇省蘇州市昆山市の子会社、世碩電子(昆山)では、最低保障月給を5月時点の3,800人民元から4,200元(約7万1,000円)へと1割以上引き上げた他、上海市浦東新区の昌碩科技(上海)では最高月給を5,800元に設定した。17日付工商時報が報じた。
賃上げの背景には、中国の人手不足がさらに深刻化していることがある。ペガトロンは例年、下半期の人材需要が上半期よりも4万~5万人多く、第4四半期のピークには労働者の総数が11万~12万人に達する。今年は労働者の採用数が過去最高になるとみている。
同社は従来、昌碩をiPhone生産の最重要拠点としてきたが、車で10~20分の距離に上海ディズニーランドがオープンし、当局が一帯の工業化がこれ以上進むことを望まないため、同拠点の規模拡大は困難となった。ペガトロンはこのため、新規ラインの増設は昆山で行い、上海では老朽化した設備の更新や自動化を通じて生産能力を拡大する構えだ。
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