ニュース 商業・サービス 作成日:2017年10月17日_記事番号:T00073405
台湾進出後に事業拡大しているオンライン通販サイト「蝦皮拍売(ショッピー)」が実質的に中国資本でありながら、それを隠して登記された可能性が浮上した。17日付自由時報が伝えた。
ショッピーの実質的親会社で、米国での株式上場を目指しているシンガポール企業SEAの上場目論見書を分析した葉光洲弁護士は、ショッピーが登記した「楽購蝦皮」「台湾競舞」「愛貝」は台湾人の劉佳衢氏が単一株主となっているが、劉氏は名義上の株主にすぎず、実質的な株主はSEAであり、SEAには中国のインターネット大手企業、騰訊(テンセント)が39.7%を出資していると指摘した。台湾の両岸人民関係条例の規定に基づけば、SEAは中国資本(中国資本による持ち株比率が30%以上)に該当する。
葉弁護士はこうした事実関係を台北地方法院検察署に告発した。検察は今後、告発内容について調べを進める方針だ。経済部も同時に調査を進め、仮に法令違反があれば、処分を行うとした。
これに関連し、ショッピーは「世界各国で現地の法律を守っており、文書偽造や両岸人民関係条例に違反する行為はない。関係当局に状況説明を行う用意がある」と説明した。
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