ニュース 電子 作成日:2017年10月18日_記事番号:T00073424
DRAM大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)は年内に20ナノメートル製造プロセスで8ギガビット(Gb)DDR4の量産を開始し、サーバー市場に再参入する。李培瑛総経理は、企業向けおよび個人向けクラウドコンピューティングの普及により、データセンターの需要が大幅に拡大しており、サーバー向けDRAMはスマートフォン向けを上回る成長が期待できると語った。18日付電子時報が報じた。
南亜科技はかつて、サーバー向け汎用DRAMの主要サプライヤーだった。その後、特殊DRAMに事業転換し、サーバー向けからは撤退していた。
李総経理は、サーバー向けDRAMは現在、大型インターネットサイトだけでなく、企業向けおよび個人向けクラウドなど、市場細分化が進んでいると指摘した。こうした分野は成長が始まったばかりで、スマホ向けに代わり、DRAMの主力市場になるとの見方を示した。
南亜科技の20ナノプロセスは予定より早く第3四半期に生産を開始した。ウエハー投入枚数が月間1万枚を突破しており、年内に3万8,000枚を目指している。これに30ナノプロセスの3万枚を加えると、同社の投入枚数は6万8,000枚に拡大する見通しだ。
南亜科技が17日発表した第3四半期連結売上高は132億9,300万台湾元(約490億円)で前期比5.3%増、前年同期比30.3%増だった。DRAM価格上昇と出荷量増加が貢献した。米マイクロン・テクノロジー株の売却などで、純利益は85億7,400万元で前期比32.1%増、前年同期の5倍増だった。
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