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APL、高雄港埠頭の借用10年延長


ニュース 運輸 作成日:2017年10月18日_記事番号:T00073439

APL、高雄港埠頭の借用10年延長

 台湾港務(TIPC)は17日、コンテナ海運世界3位の仏CMA CGM傘下のアメリカンプレジデントラインズ(APL)と、高雄港68、69号埠頭(ふとう)の借用期間を10年間延長する契約を締結した。APLの高雄港での2016年コンテナ取扱量は110万TEU(20フィートコンテナ換算)で、同港全体の10.5%を占めた。契約更新により高雄港のコンテナ取扱量は今後も成長が期待できる。18日付経済日報が報じた。

 台湾港務とAPLが現在締結している貸付契約は12月末に期限を迎える。APLは昨年CMA CGMに買収されており、契約を更新するかに注目が集まっていた。

 欧州航路で強みを持つCMA CGMは、米国に多数の埠頭を保有するAPLを傘下に収めることで米国航路での競争力強化を図った。高雄港は米国航路における重要な貨物積み替え拠点と位置付け、埠頭の貸付契約更新を決めた。

 台湾港務の主管は、APLは1978年から高雄港の埠頭を借用しており、同港の埠頭を利用する海外の海運大手3社のうちの1社と説明した。