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ツアコンの愛国心、ブログで人気爆発


ニュース 社会 作成日:2008年5月12日_記事番号:T00007344

ツアコンの愛国心、ブログで人気爆発

 
 燦星旅行社のツアコン、沈美足さん(48)が今、ネチズン(ネットシチズン)の間で有名になっている。北海道旅行に参加したツアー客が、ブログで彼女の愛国心にあふれた行動を紹介したのがきっかけだ。900以上ものコメントが寄せられるほど人気で、彼女を「台湾の光」とたたえる声も。

 ブログによると、沈さんのツアーは2日目の宿泊先、洞爺観光ホテルで中国からのツアーと鉢合わせした。中国人ツアコンはホテルに中華民国の国旗が掲げられているのを見るや、「どうしてここに台湾の国旗があるんだ?」とホテルのスタッフに抗議。「台湾は国じゃない、国旗を降ろせ!」と要求したという。

 ホテルのスタッフや台湾人ツアー客が驚いて目を丸くしているなか、沈さんは「台湾の国旗に触れないで!降ろせるものならやってみなさい!」と、大変な剣幕でやり返したという。

 沈さんの勇敢な愛国心あふれる行動は、台湾人ツアー客だけでなく、ホテルのスタッフをも感動させた。ホテルのマネージャーは、沈さんに中華民国の国旗を降ろさないと約束。さらに翌日彼女のツアーがホテルを発つ際に、慣例としている小さい国旗のほか、大型の国旗まで振って見送るほど丁重だったという。

 社内でも正義感が強いことで有名な沈さんは、「海外で台湾の名誉が傷つけられたら黙ってはいられないわ、当然のことをしたまで」とクールだ。

 ちなみに、北海道を訪れる外国人観光客は台湾人がトップで、年間約30万人。台湾人観光客が北海道にもたらす観光収入は、年間約60億台湾元(約200億円)にも上るという。