ニュース 社会 作成日:2017年10月18日_記事番号:T00073446
台湾大学公共衛生学部職業医学・工業衛生研究所の鄭尊仁教授はこのほど、PM2.5(微小粒子状物質)にさらされた環境では、血圧や心拍に異常を来し、糖尿病のリスクが高まるとする動物実験結果を明らかにした。18日付中国時報が伝えた。
鄭教授は実験用のラットを平均濃度1立方メートル当たり13マイクログラムのPM2.5に3カ月にわたりさらした結果、動脈の血管壁が厚くなったほか、心筋に局所的な炎症が発生。さらに全身に炎症やインスリン抵抗性が高まり、糖尿病のリスクが高まったと説明した。
また、ディーゼル油起源の微小粒子状物質などが動物の空間学習能力や記憶に影響を与えることを突き止めた。
台湾の大気汚染基準では、PM2.5の年平均濃度が15マイクログラムに設定されているが、国家衛生研究院(国衛院)国家環境研究所の郭育良所長は「市民の健康維持には不十分であり、世界保健機関(WHO)が定める10マイクログラムまで基準を強化すべきだ」と指摘した。
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