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宝来集団総裁に背任の疑い、グループ企業株売買で


ニュース 社会 作成日:2008年5月12日_記事番号:T00007345

宝来集団総裁に背任の疑い、グループ企業株売買で

 
 台北地検は10日までに、宝来金融集団(ポラリス・フィナンシャル・グループ)の白文正総裁が妻などの名義で投資会社5社を設立し、グループ企業の宝来投信の株式を宝来証券に高値で売却する手口で5億台湾元(約17億円)の利益を上げていた疑いを強め、白総裁を背任の疑いで今週中にも取り調べる方針を固めた。11日付経済日報が伝えた。

 調べによると、白総裁は2003年以前に、妻や息子の名義で宝鼎、宝宏、愛宝などの投資会社を設立し、宝来投信株を大量取得した後、04年に宝来証券に高値で売りつけていた。行政院金融監督管理委員会(金管会)は白総裁に背任の疑いがあるとして、台北地検に告発していた。台北地検は9日、白総裁の自宅など関係先6カ所を家宅捜索した。

 海外に滞在中だった白総裁は、日本から帰国した11日、自ら台北地検に赴き、約4時間の取り調べを受けた。その後2,000万元の保釈金を支払って釈放され、メディアの取材に対し、世間を騒がせたことを謝罪したが、違法行為への関与は否定した。