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作成日：2008年5月12日_記事番号：T00007354
台塑集団、北朝鮮から水酸化マグネシウム調達か
台塑集団（台湾プラスチックグループ）は、コジェネレーションシステムの脱硫設備に使われる水酸化マグネシウムの供給が困難になっていることを受け、北朝鮮から調達を開始することで先月初めに基本合意したもようだ。６月末までに1500トンが輸入される見通しだ。12日付蘋果日報が伝えた。
中国政府がマグネシウムを戦略物資に指定し、輸出量を削減したことを受け、世界的に水酸化マグネシウムの供給不足が深刻化し、相場は１トン当たり以前の120米ドルから240米ドルへと上昇している。このため、台塑集団は北朝鮮と秘密裏に接触し、同国からの輸入を決めた。
台塑集団幹部は北朝鮮からの輸入についてコメントを避けたが、「中国の輸出制限で相場が２倍になり、水酸化マグネシウムは金を積んでも確保できないため、代替輸入先を確保する必要がある」と話した。
