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高雄LRT、悠遊カード利用できず批判


ニュース 運輸 作成日:2017年10月24日_記事番号:T00073543

高雄LRT、悠遊カード利用できず批判

 高雄環状ライトレール(軽軌鉄道、LRT)は11月で無料の試験運行を終え、運賃の徴収が始まるが、支払いに利用可能なカードは交通系ICカードの「一卡通(Iパスカード)」と遠東集団(ファーイースタン・グループ)の「有銭カード(ハッピーキャッシュ)」のみで、「悠遊カード(イージーカード)」は利用できない。これに対し悠遊卡公司の林向愷董事長は、高雄LRTの運営会社、高雄捷運(KRTC)に対し、不当な市場独占に当たるとして強く批判した。24日付聯合報が報じた。

 批判を受けてKRTCは、高雄LRTには現時点でチャージ機の設置が完了していないため、悠遊カードは利用できないと説明した。

 また林董事長は、チャージ機の設置費用2,900万台湾元(約1億900万円)のうち、KRTCは悠遊卡公司に対し、カードの発行規模に基づいて2,000万元の負担を要求しているが、合意に達しておらず、これが高雄LRTで悠遊カードを利用できない原因となっていると指摘した。しかしKRTCは「費用の負担について双方は合意しており、合意書もある」と反論した。

 なお高雄LRTの運賃は11月1日~来年2月28日まではカード利用の場合、全区間一律10元、現金の場合は30元となる。