ニュース 商業・サービス 作成日:2017年10月25日_記事番号:T00073557
台湾の日本料理チェーン5社が提供する海鮮丼から基準値以上の大腸菌群や黄色ブドウ球菌が相次いで検出されたことが有力週刊誌「壱週刊」の取材で分かった。
25日発売の「壱週刊」857号によると、同誌が台北市内の日本料理チェーン「定食8」(康寧店)、「八坂丼屋」(ATT 4 FUN店)、「築地鮮魚」(重慶店)、「百八魚」(西湖店)、「瞞著爹」(内湖店)の各店で海鮮丼を購入し、食品検査のSGS台湾検験科技に調査を依頼したところ、大腸菌群が台湾の食品衛生管理法で定める基準値を上回ったのが3社、黄色ブドウ球菌も3社という結果だった。「定食8」は、大腸菌群が1,100MPN/g以上(基準値1,000MPN/g以下)、黄色ブドウ球菌が23MPN/gで、いずれも基準値をオーバーした。黄色ブドウ球菌の数値が最悪だったのは「八坂丼屋」の460MPN/gで、同誌は調理師の衛生管理に問題がある可能性を指摘した。
黄色ブドウ球菌は食中毒の原因になり、嘔吐(おうと)や腹痛、下痢などを引き起こす。同誌は10月初旬に、刺し身を食べて3日間腹痛に苦しんだ新北市の警察官の事例も紹介した。
同誌の指摘に対し「定食8」を展開する争鮮餐飲集団は、「壱週刊による検査のプロセスが把握できないのでコメントできない。康寧店が自主的に行っている衛生検査では、大腸菌群と黄色ブドウ球菌の数値に問題はない」と回答した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722