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作成日：2008年5月12日_記事番号：T00007358
正隆のティッシュペーパー、最高で20％値上げ通告
製紙大手、正隆紙業は９日、傘下の ティッシュペーパーブランド「春風」と「雪柔」の、今年２回目の値上げを量販店に通告した。値上げ幅は、春風の平版（ティッシュペーパーを１枚ずつ重ねて包んだもの）とポケットティッシュ、雪柔の抜き取り式ティッシュで最高の20％となっている。春風の抜き取り式ティッシュは11%で、これまで130枚入りパック10個で139台湾元だったものが155元（約520円）への値上げとなる計算だ。10日付中国時報が報じた。
これに対し量販店業者は、「今年は既に１回値上げをしているのに、２回目とはどういうことなのか。まだ、正隆側とは協議を行っておらず、値上げ確定という観測は早すぎる」と指摘している。量販店側は低価格のイメージを維持するため、今回の値上げを簡単には認めない構えだ。
なお、ティッシュペーパー大手のキンバリークラークは５月２日より、「舒潔」ブランドの抜き取り式ティッシュの１パック当たりの枚数を従来の120枚から110枚に削減し、「可麗舒」の平版ティッシュ１パックも320枚から300枚に減らした。
永豊餘造紙の「五月花」「柔情」も今月より５～10％の値上げとなっている。
