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亜洲セメント、香港上場価格は低迷


ニュース その他製造 作成日:2008年5月12日_記事番号:T00007359

亜洲セメント、香港上場価格は低迷

 
 台湾系セメントメーカーとしては2例目の香港上場となる亜洲セメント中国(亜洲水泥中国控股)の新規株式公開(IPO)は8日に公募が締め切られ、4倍の応募超過となったが、公開価格は仮条件(4.85~6.45香港ドル)の下限の4.95香港ドルで決まった。資金調達額は18億5,600万香港ドルで市場予測を下回った。上場は19日の予定。11日付経済日報が伝えた。

 台湾系セメントメーカーの香港上場は台泥国際以来となる。香港に上場するセメント銘柄の株価収益率(PER)を比較すると、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント)が24倍に達するのに対し、生産規模で劣る台湾系メーカーは亜洲セメントが15~16倍、台泥国際が14~15倍と開きが大きい。

 亜洲セメントの公開価格は、香港市場の地合いの悪さから予想を下回ったものの、市場関係者は中国の国内セメント価格が6月にも下げ止まり、下期は上昇が見込まれるため、長期的に下値は固いとの見方が有力だ。