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繊維大手各社、NBA・NBL向け受注増


ニュース その他製造 作成日:2017年10月26日_記事番号:T00073591

繊維大手各社、NBA・NBL向け受注増

 米プロバスケットボールリーグ(NBA)、日本のバスケットボール男子ナショナルリーグ(NBL)の選手が着用するユニフォームなどを供給するスポーツブランドが、▽遠東新世紀(ファーイースタン・ニューセンチュリー)▽新光合成繊維(新繊)▽集盛実業▽儒鴻企業(エクラット・テキスタイル)▽聚陽実業(マカロット・インダストリアル)──など台湾の繊維、アパレル大手に対する発注を拡大しており、これらのメーカーは来年の受注が1割以上増えると予想されている。26日付工商時報が報じた。

 遠東新世紀はNBAのユニフォーム向けで、海に捨てられたペットボトルから開発した再生繊維の受注が増えている。再生繊維の年産量は3万トンで、同社の繊維年産量の45%を占める。同社は需要増を受け、ベトナムで生産ラインの増設を急いでおり、来年に生産能力が2割以上拡大する見通しだ。

 新繊は今年、ハイエンド繊維糸ブランド「ShinSigma」の製品が、NBAのユニフォームを供給するナイキに採用された。順次出荷を行っており、新繊の化学繊維の粗利益率を押し上げる見通しだ。

 集盛実業は、2016年以降、NBLの選手が着用するパーカー、プレーオフ用の衣料などに同社のポリエステル加工糸が使用されていると説明した。