ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

アップルウオッチ、サプライヤー増で価格競争激化も


ニュース 電子 作成日:2017年11月6日_記事番号:T00073761

アップルウオッチ、サプライヤー増で価格競争激化も

 アップルの腕時計型ウエアラブル(装着型)端末「アップルウオッチシリーズ3」の7~9月期出荷台数が前年同期比50%と好調だったことから、アップルはリスク低減のため、サプライヤーの数を増やすと予想され、価格競争が激化するとの懸念が浮上している。6日付電子時報が報じた。

 アップルウオッチ3(セルラーモデル)は、通信機能を内蔵し、ワイヤレスイヤホン「AirPods」とペアリングしてiPhoneなしで電話をかけたり、メッセージを受信できることが特に好評で、消費者の購買意欲が大幅に高まっている。バッテリー、耐水性能なども向上した。iPhoneX、iPhone8シリーズ発売に伴い、第4四半期のアップルウオッチ出荷台数は過去最高が予想され、来年は2,500万台以上が見込まれている。

 こうした中、▽広達電脳(クアンタ・コンピュータ)▽日月光半導体(ASE)傘下の環旭電子(ユニバーサル・サイエンティフィック・インダストリアル上海)▽嘉聯益科技(キャリア・テクノロジー)▽景碩科技(キンサス・インターコネクト・テクノロジー)──などのサプライヤーも恩恵を受けている。

 ただ、鴻海精密工業傘下の訊芯科技控股が初めてサプライチェーン入りしたことで、環旭電子はシステム・イン・パッケージ(SiP)の受注を分け合うことになった。組み立てでも、鴻海がクアンタからの受注を奪う可能性がある。