ニュース 政治 作成日:2017年11月7日_記事番号:T00073809
親民党の宋楚瑜主席は7日、べトナム・ダナンで10~11日に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため、現地に向け出発した。同日付自由時報などが伝えた。
宋主席(左)は、APEC首脳会議では党派の壁を超え、国家や市民のために最善を尽くすと話した(7日=中央社)
宋主席は昨年のペルーでのAPEC首脳会議に続き、同会議に出席する。現地では中国の習近平国家主席との接触があるかどうかが注目される。宋主席は2014年に習主席と会談しているほか、昨年のAPECでも顔を合わせている。習主席の出方は、中国共産党大会以降の中国の台湾に対する出方を占う上で大きな意味合いを持つとされる。
宋主席は6日、出発に先立つ記者会見で、「蔡英文総統からは、自然な形で習主席と会って意見交流するよう特に指示があった。米国や日本のリーダーとも接触し、世界に台湾をアピールしたい」と述べた。
ただ、宋主席は「国際的な通商会合に出席するのであって、両岸問題の交渉に行くわけではない」と慎重な姿勢も示した。このほか、宋主席は米国と日本に対し、非核化を目指す台湾の立場を説明する構えだ。
宋主席と習主席の接触をめぐっては、会談形式での接触は考えにくく、会場でのあいさつ程度に終わるのではないかとの見方が優勢だ。中国の台湾研究者、倪永傑氏は「2人が会場で顔を合わすのは間違いないが、正式な会談計画があるとは聞いていない」と話した。
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