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中堅GS、拠点拡張に慎重


ニュース 石油・化学 作成日:2008年5月13日_記事番号:T00007384

中堅GS、拠点拡張に慎重

 ガソリン価格の高騰を受けて、中堅ガソリンスタンド(GS)が拠点拡張に慎重になっている。台塑集団の福懋加油站(フォルモサ・ペトロリアム・ステーション)の現在の全土での店舗数は88カ所で、昨年末から新たに1カ所増えたのみ。年末までには出店ペースを上げ、通年で92~94カ所を予定している。13日付工商時報が報じた。
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 台糖加油站は、現在全土に68カ所で、下半期は店舗の租借によって1~2拠点を増やす方針。統一集団(ユニプレジデント)の統一精工(メク・プレジデント)が運営する速邁楽加油中心の全土の店舗数は現在122カ所。今年は3拠点を新設したものの、同時に3カ所閉鎖しており、店舗数は昨年末から増減はない。 

 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)が3月末にガソリン価格の値上げに踏み切ったため、現在福懋と台湾中油系列のGSではガソリン1リットル当たりで2.8台湾元(約9.4円)の価格差が生じており、ドライバーは中油系に流れている。福懋では、「新政権の誕生後、ガソリン価格の引き上げが行われれば中油系との価格差はなくなる。その時は拠点拡張や販促を含め反撃に出て顧客を取り返したい」としている。