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電源管理ICの不足、立錡と致新に好機


ニュース 電子 作成日:2008年5月13日_記事番号:T00007395

電源管理ICの不足、立錡と致新に好機

 
 ノート型パソコン(ノートPC)向けに電源管理ICを供給している米インターシルが需要に十分応えられない状況に陥ったことを受けて、台湾受託生産メーカーが域内メーカー製品の認証を進めている。立錡科技(リッチテック・テクノロジー)や致新科技(グローバル・ミックスドモード・テクノロジー=GMT)、茂達電子(アンペック・エレクトロニクス)などにとって好機という見方が証券会社から出ている。13日付蘋果日報が報じた。

 リッチテックは域内最大のアナログICメーカーで、世界市場で3%のシェアを占める。デスクトップ、ノート、ウルトラモバイルPC(UMPC)など、パソコン向けの製品ラインナップは広く、宏碁(エイサー)や華碩電脳(ASUS)など域内大手PCメーカーにも出荷しており、電源管理ICの認証を得られるのは早いとみられる。

 アンプやスイッチなど生産で第1四半期は製品の63%がノートPC向けだった致新は、最近電源管理ICに着手し、ノートPCメーカーが現在認証の作業に当たっている。証券会社では、電源管理ICの売り上げが来年の業績に反映されると予想している。