ニュース 公益 作成日:2017年11月15日_記事番号:T00073962
台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)内の石炭火力発電所では、雲林県の自治条例に定められた今年の石炭使用枠を使い切ったことから、発電機3基のうち2基が今月13日までに運転を停止した。これに伴い台湾全体の電力供給能力が120万キロワット(kW)低下しており、台湾電力(台電、TPC)は、11月中旬から年末にかけて台湾の発電施設の運転予備率は6%以下となり、供給状況を表す信号で「供給警戒」を意味する「オレンジ」が連続点灯するとの見通しを示した。15日付経済日報が報じた。
台プラ麦寮発電所の発電機1基当たりの設備容量は60万kW、3基合計で180万kWとなっている。しかし1号機と2号機については2年前に雲林県政府によって石炭の使用枠が20%前後削減されたほか、今年は夏の電力不足時にTPCを通じた電力供給に全面的に協力したことから、前倒しで使用枠を使い切る事態となった。
TPCは、今後気温が下がれば電力供給圧力は低下するほか、通霄発電所(苗栗県)と大林発電所(高雄市)で新たな発電機が試験運転に入っており、突発的な事態が発生すればいつでも供給を拡大できると説明し、電力の安定供給に全力を挙げると強調した。
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