ニュース 電子 作成日:2017年11月16日_記事番号:T00073973
16日付電子時報によると、ブロードコムによる買収計画により、クアルコムの今後の製品や顧客戦略が不透明となる中、台湾の聯発科技(メディアテック)は最近、中国のスマートフォンブランドに対し、メディアテックの「Helio P」シリーズを採用して、クアルコムに依存するリスクを下げるよう働き掛けている。
ブロードコムはクアルコムの買収に成功した場合、世界の大手スマホブランドとの提携を強化し、特許使用料をめぐる問題解決を図ると同時に、スマホ用チップの平均単価を引き上げ、平均粗利益率を60%以上に高める意欲を示している。
これについてサプライチェーンでは、ブロードコムは今後、クアルコムを悪性の価格競争に陥っている一部のチップ市場から撤退させ、サムスン電子、アップルなど主要顧客の旗艦製品向けに集中させる方針とみられている。
クアルコムのロー~ミドルエンド向けチップを採用していた中国ブランドは、今後クアルコムからの技術支援、性能の向上、コストダウンが不透明となる中、リスク管理のため、調達先を見直す考えがあるようだ。
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