ニュース 電子 作成日:2017年11月16日_記事番号:T00073986
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)は15日、静電容量変化率の小さいNP0特性の積層セラミックコンデンサ(MLCC)を20~30%値上げすると、販売業者、EMS(電子機器受託生産サービス)メーカーに通知した。販売業者は12月1日、EMSは来年第1四半期から新価格を適用する。ヤゲオのMLCC値上げは今年4回目。16日付工商時報が報じた。
NP0特性のMLCCはヤゲオのMLCC全体の7.5%を占め、携帯電話、携帯電話用バッテリー充電器、アダプター、工業製品などに使用されている。ヤゲオは同MLCCについて納期も従来の1~3カ月から6カ月以上に引き延ばした。
販売業者は、NP0特性のMLCCはローエンド製品で、日本、韓国メーカーの生産量が少ないため、ヤゲオが価格主導権を握っていると指摘。第4四半期は非需要期だが、MLCCの供給不足は依然10%以上と説明した。
ヤゲオは今年4月にMLCC、チップ抵抗器の30%について8~10%値上げ、6月にMLCCの20%について15~30%以上の値上げ、9月にMLCCの18%について15~30%以上の値上げを行った。
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