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力成と日月光、中国投資案に政策面認可


ニュース 電子 作成日:2008年5月13日_記事番号:T00007399

力成と日月光、中国投資案に政策面認可


 経済部投資審議委員会(投審会)は12日、政策面審査会議を招集し、パッケージング・テスティング(封止・検査)の力成科技(パワーテック・テクノロジー)による力成中国科技への1億米ドル投資、および日月光半導体(ASE)による中国子会社の日月光封装測試上海(旧威宇科技)への9,000万米ドル増資を認可した。13日付経済日報が報じた。

 力成の蔡篤恭董事長は1億米ドルという大規模な投資案について、「欧米、日本の主要顧客はすべて中国に生産ラインをシフトし、上下流のサプライチェーンの統合を進めているため、生産量も投資額も大きくなっている」と説明した。

 今回が初めての中国投資案申請となる同社は、深圳または華中地区での工場建設を計画し、当初はメモリモジュール世界最大手の米キングストン・テクノロジー向けに生産能力を提供することになるという。また、韓ハイニックスを現地での新顧客として開拓する可能性もあるとしている。

 一方日月光は、中国事業は既に利益を生み出しており、今年はさらに2億米ドルを追加して中国での業務を拡大する計画だとしている。業界関係者によると、今回の上海工場への増資は主に垂直統合型デバイスメーカー(IDM)や聯発科技(メディアテック)などIC設計大手からの発注に応えるためだ。