ニュース 電子 作成日:2017年11月17日_記事番号:T00073997
宏達国際電子(HTC)は2018年にも高解像度4K画像をバーチャルリアリティー(仮想現実、VR)対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「HTC Vive」の新機種を発売するもようだ。来年VR対応の大作ゲームソフトのリリースや映画上映が予定される中、ソニーのプレイステーションVR(PSVR)も4K対応が予想されており、ハイエンドのVRヘッドセット市場は高画質4K製品の競争に移行する見通しだ。17日付電子時報が報じた。
HTCは、今年8月の値下げ、11月のスタンドアロン型(一体型)製品「Vive Focus」の発表に続き、来年の4K対応でVRヘッドセットの出荷台数拡大を図るようだ(中央社)
ハイエンドのVRヘッドセットは現在、主に2Kの有機EL(OLED)パネルが搭載されている。HTC Viveとフェイスブック(FB)傘下のオキュラスVRが販売する「オキュラスリフト」のピクセル密度(1インチ当たりのピクセル数)は456ppi、ソニーのPSVRは386ppi。解像度が高まれば、VRの臨場感が高まり、よりユーザーを引きつけることができる。
ソニーのプレイステーション4プロ(PS4Pro)やマイクロソフト(MS)の据え置き式ゲーム機「Xbox One X(エックスボックスワンエックス)」は4K画質に対応している。こうしたことからも、4K対応VRヘッドセットを開発中のサムスン電子だけでなく、HTC、ソニー、オキュラスが来年にも製品を投入すると見込まれている。
4K対応VRヘッドセットはこれまでに、中国の小派科技(PIMAX)が発売している。
サムスン・シャープがパネル生産
VRヘッドセットの4K対応に向けパネル開発も進んでいる。
サムスン電子のVR端末向け5.5インチ有機ELパネルは、解像度4K(3,840×2,160ピクセル)、ピクセル密度806ppiで、来年の量産が見込まれている。シャープも来年800ppi以上の5.5インチパネルを生産するとみられており、中国メーカーの追随が予想されている。
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