ニュース 社会 作成日:2017年11月17日_記事番号:T00074018
台湾海軍の掃海艇を受注した慶富造船をめぐる疑惑が続々と明るみに出る中、慶富造船が2012年に台湾と外交関係があるツバル向けの漁船を建造したものの、同社が漁船を担保に海外の金融機関から融資を申請したため、いまだに漁船がツバル側に引き渡されていないとみられることが分かった。17日付中国時報が伝えた。
慶富造船は2009年以降、ツバル向けの漁船2隻を受注。問題となったのは2012年に建造が決まった「タウタロア」号だ。慶富造船の中国にある系列造船所で予定より大幅に遅れて建造され、今年3月に進水式が行われた。しかし、ツバル側にはまだ漁船が引き渡されていない。
引き渡し遅延をめぐっては、慶富造船が漁船を担保に海外の金融機関に対し融資を申請したためだとの情報がある。融資額は3,000万米ドル未満とされる。
外交部は、2隻の漁船建造はツバルへの経済援助とは無関係の商業取引だと説明している。慶富造船は今年6月、外交部に対し2回にわたり文書で銀行からの融資獲得に協力を求めたが、外交部はあくまで「商業取引」であることを理由に拒否したとされる。
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