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第一金董事長に董瑞斌氏、慶富造船事件の後処理対応


ニュース 金融 作成日:2017年11月21日_記事番号:T00074060

第一金董事長に董瑞斌氏、慶富造船事件の後処理対応

 傘下の第一商業銀行(ファースト・コマーシャル・バンク)による慶富造船(高雄市旗津区)への乱脈融資で蔡慶年前董事長が解任処分を受けた政府系金融持ち株会社、第一金融控股は、新たな董事長に台北都市交通システム(MRT)の運営会社である台北大衆捷運(TRTC)の董事長、董瑞斌氏が就任することが20日財政部より発表された。金融監督管理委員会(金管会)は20日、慶富造船事件を受けて年内までに第一銀行を含む政府系銀行への業務検査を行う方針を表明しており、董氏は当面、慶富造船事件の後処理への対応に当たることになる。21日付工商時報などが報じた。

 董氏はかつて第一金で総経理を務めたことがあり、同社の事情に詳しい。TRTCの他、悠遊卡投資控股董事長、兆豊金融控股(メガ・フィナンシャル・ホールディング)総経理、中央存款保険公司(中央存保、預金保険機構に相当)董事長、台湾煙酒(TTL)董事長など、主に政府系金融機関の要職を歴任してきた。

 財政部は同日、合作金庫金融控股の新董事長に雷仲達氏、台湾中小企業銀行(台湾企銀、TBB)の新董事長に黄博怡氏を充てる人事も発表した。雷氏は現在、中央存款保険公司董事長で、かつて中央銀行襄理などを務めた。黄氏は安泰商業銀行の監察人や、高雄銀行董事、玉山金融控股(Eサン・フィナンシャル・ホールディング)董事などを務めた。