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電子商取引の興奇科技幹部、会社資金着服か


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年5月14日_記事番号:T00007412

電子商取引の興奇科技幹部、会社資金着服か

 
 電子商取引サイトを運営する興奇科技(マンデー・テク)がポータルサイト大手のヤフー奇摩に買収されることが決まった中、興奇科技の幹部が増資による会社資金500万~600万台湾元(約1,690万~約2,040万円)を着服した疑いが強まり、法務部調査局北部地区機動工作組(機動捜査班)は13日、何英圻董事長らを任意で取り調べた。14日付工商時報が伝えた。

 興奇科技はヤフー奇摩のショッピングサイトを運営する企業として知られる。調べによると、興奇科技は2006年に2回の増資を実施した際、資金の一部が行方不明となっており、何董事長らに着服の疑いが持たれているという。

 任意の取り調べは、何董事長、楊智翔董事、財務担当社員3人の計5人が対象で、いずれも容疑を否認しているという。

 ヤフー奇摩は先ごろ、興奇科技の全株式を6,000万米ドルで買収することで合意している。興奇科技では現経営陣と方国健前董事長との関係不和も指摘されており、着服疑惑と社内事情が合併計画の先行きに与える影響に関心が集まっている。