ニュース その他製造 作成日:2017年12月1日_記事番号:T00074261
台湾経済研究院(台経院、TIER)が30日発表した10月の製造業景気指数は11.34ポイントと前月比1.48ポイント下落し、2カ月続いた上昇が下落に転じた。製造業景気信号は5カ月連続で「黄青(後退傾向)」だった。聯合晩報が30日報じた。
製造業景気指数を構成する5項目のうち、▽需要、前月比0.63ポイント下落▽原材料投入、0.49ポイント下落▽経営環境、0.35ポイント下落▽コスト、0.01ポイント下落──の4項目が下落した。販売価格は横ばいだった。
業種別の景気信号は、▽青(後退)、構成比27.02%(前月比18.76ポイント上昇)▽黄青、51.78%(7.43ポイント上昇)──が上昇した一方、▽緑(安定)、21.12%(21.17ポイント下落)▽黄赤(過熱傾向)、0.08%(5.02ポイント下落)──が下落し、「赤(過熱)」は依然0%だった。
台経院は、世界経済の回復に伴い、第1~3四半期の輸出総額や輸出受注総額が好調だったが、電子部品の出荷ピークが終わりに近づいていること、設備の輸入ペースが落ちていることから、第4四半期は貿易の伸びが鈍化すると予測した。2018年の経済成長率は今年を上回るとの予測が多いものの、台経院は成長は限定的と予想しており、製造業景気信号は「後退傾向」が続くとの見方を示した。
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