ニュース 運輸 作成日:2017年12月4日_記事番号:T00074294
中華航空(チャイナエアライン)は台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)など台湾域内の11社と協力するほか、フランスの航空機大手、エアバスや航空機整備会社の米NORDAM(ノルダム)とも連携し、航空宇宙産業のサプライチェーン構築を進める計画だ。4日付経済日報が報じた。
中華航空の何煖軒董事長は先ごろ、将来的なターゲット製品を見極めるため、台湾の航空宇宙関連業者11社を率いて渡米し、ノルダムの生産ラインを視察した。その結果、台塑の複合材料はサプライチェーンにおいて大きな需要が見込めることが判明したという。
何董事長は、同社に比べ早くから航空宇宙事業に取り組んでいる長栄航空(エバー航空)はボーイングとの提携により年間100億元台湾元(約375億円)を超える売上高を上げていると指摘。中華航空もエアバスおよびノルダムと協力して航空機整備や複合材料の生産に注力しており、来年より顕著な売上成長が見込めると語った。その上で、主要航空会社2社が主導する形で、今後台湾の航空宇宙産業の規模は現在の約100億元規模から一気に2倍に成長すると予測した。
なお中華航空は来年上半期、フィリピン航空から旅客機の貨物機への改造を受注する見通しとなっており、業績貢献が見込まれている。
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