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奇美電の第6世代ライン、設備設置スケジュールを前倒し


ニュース 電子 作成日:2008年5月14日_記事番号:T00007431

奇美電の第6世代ライン、設備設置スケジュールを前倒し

 
 第6世代ラインを3月に前倒しして稼働させた奇美電子(CMO)は、同ラインでの設備設置スケジュールを大幅に早め、年末までにガラス基板投入枚数を当初の5万枚から8万枚まで引き上げる。外資系証券会社では、同社第2四半期の売上高は、6世代ラインによる売り上げが算入されるため8~9%増加すると予測している。14日付工商時報が報じた。
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 奇美電によると、6世代ラインは当初、来年上半期に最終的な生産能力である9万枚に達する計画だった。しかし、現在19、22、26、32インチ型パネルの需要が好調で、さらに同社5.5世代ラインが既に満杯状態であることから、スケジュールの前倒しを決めた。来年第1四半期には9万枚に達する予定。

 稼働当初の3月はガラス基板投入枚数が8,000枚だった奇美電の6世代ラインは、4月には既に1万枚を超え、5月は2万~3万枚となる見通しだ。

 奇美電は当初、今年大型液晶パネルの出荷枚数は6,650万元枚に達すると見込んでいたが、何昭陽総経理は業績説明会で6,900万枚まで引き上げると発言している。パネル面積換算の生産能力成長率は45~50%に達し、世界首位を維持する。