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インテル成都工場停止、日月光とSPILに発注へ


ニュース 電子 作成日:2008年5月14日_記事番号:T00007433

インテル成都工場停止、日月光とSPILに発注へ

 
 12日に中国四川省で発生した大地震により、インテルの成都パッケージング・テスティング(封止・検査)工場が13日、全面的に生産停止となった。同社米国本社は今後、製品供給への影響を避けるため、製品の一部を上海、マレーシアなどの自社工場に振り分けるほか、受託生産メーカーへの発注も予定している。同社は日月光半導体(ASE)や矽品精密工業(SPIL)などに連絡を取り協力を求めた。14日経済日報が報じた。

 インテル台湾支社は13日、地震による機器設備破損の被害はないが、当地では水道、電気などライフラインが切断されており、成都工場の回復はいつになるか分からないとしている。

 業界関係者によると、成都工場はインテルの中国における2基目の封止・検査工場で、ここで封
止・検査されたチップセットおよび中央処理装置(CPU)は主にアジア・太平洋市場に供給されている。インテルが速やかに生産能力の手配を行えなければ、第3四半期に供給量に影響が出ることになる。

 日月光は中国にワイヤーボンディングマシン1,500台を擁し、年末までに2,400台まで拡充を予定しているため受注量は比較的大きくなるとみられる。