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第3LNG受け入れ基地、環境問題で完成24年に延期


ニュース 石油・化学 作成日:2017年12月6日_記事番号:T00074333

第3LNG受け入れ基地、環境問題で完成24年に延期

 台湾電力(台電、TPC)の大潭ガス火力発電所(桃園市観音区)向けに液化天然ガス(LNG)を供給するための台湾中油(中油、CPC)の第3LNG受け入れ基地(観塘工業区)の建設が環境問題で遅れていることを受け、政府は同基地の完成時期を当初計画より1年先送りし、2024年とする方針を固めた。6日付自由時報が伝えた。

 これにより、23年に稼働開始予定だった大潭発電所8、9号機(出力各1ギガワット=GW)の稼働も遅れる見通しで、北部の電力需給計画に影響が懸念される。

 政府は25年時点での脱原発に向け、LNGによる発電割合を50%まで高める方針で、大潭発電所では21年以降、発電機3基を増設する。大潭発電所の総出力は7GWを超え、台中火力発電所(5.5GW)を超える台湾最大の発電所となる。