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海外医療費の給付認定水準、来年1月から引き下げ


ニュース 医薬 作成日:2017年12月6日_記事番号:T00074338

海外医療費の給付認定水準、来年1月から引き下げ

 衛生福利部は5日、全民健康保険で海外医療費の不正な給付請求が目立つことから、海外医療費の給付認定水準を来年1月から大幅に引き下げる。削減率は最大57%で、年間で3万6,000人が影響を受ける見通しだ。6日付自由時報が伝えた。

 海外医療費の請求制度は、本来は海外での急な傷病に対し、事後に保険給付を行うものだ。しかし、最近では意図的に米国で出産して給付を請求するケースや、中国の医療機関が発行した虚偽書類を行使するなど不適正なケースが目立っている。

 具体的には、今後海外医療費用の認定上限を現在の医学中心(総合病院)における当該診療の平均費用ではなく、各級病院と開業医による平均費用に改める。

 今年1~3月の見なし給付認定基準に基づけば、外来受診が1人1回当たり2,001台湾元(約7,500円)から865元に、急患受診が3,636元から2,412元に、入院費用が1人1日当たり7,535元から5,295元にそれぞれ引き下げられる。これにより、健保支出が年間1億元節減できる見通しだ。