ニュース 金融 作成日:2017年12月6日_記事番号:T00074343
金融監督管理委員会(金管会)は5日、金融持ち株会社の中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)が離職した辜仲諒(ジェフリー・クー)元副董事長の刑事事件で、会社資金から約9,000万台湾元(約3億4,000万円)の保釈金を支出したのは、内部統制と法令順守(コンプライアンス)の上で重大な過失に当たるとし、1,000万元の罰金処分を下した。6日付自由時報が伝えた。
金管会はまた、中信金の呉一揆総経理を停職6カ月、コンプライアンス責任者の金延華氏を停職3カ月とした。
中信金は同日夜、「保釈金は単一の特定対象(辜仲諒氏)に対するものではない。事後に全ての離職従業員が保釈金を自己負担すると表明し、立て替え分を全額返還した」と指摘。保釈金の支出経緯については、董事会の決定を得ており、経理部門が董事会をミスリードしてもおらず、内部統制に重大な問題は存在しない」などとして、処分に遺憾を表明した。不服を申し立てるかどうかについては、「まだ検討していない」とした。
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