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AUOの11月売上高横ばい、大型パネル出荷が下支え【表】


ニュース 電子 作成日:2017年12月8日_記事番号:T00074386

AUOの11月売上高横ばい、大型パネル出荷が下支え【表】

 液晶パネル大手、友達光電(AUO)が7日発表した11月連結売上高は前月比0.1%減、前年同月比9.4%減の273億9,000万台湾元(約1,030億円)だった。年末商戦に向けた大型パネル需要で、前月比で小幅減収にとどまった。8日付工商時報が報じた。

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 AUOの大型パネル出荷枚数は1,002万枚で前月比8.9%増だった。中小型パネル出荷枚数は1,530万枚で0.8%減だった。

 一方、群創光電(イノラックス)の11月連結売上高は273億5,000万元で、前月比10.6%増、前年同月比6.2%減となった。大型パネルの出荷枚数は1,061万枚で前月比13.7%増、中小型パネルの出荷枚数は2,367万枚で2%減だった。

 中華映管(CPT)の11月連結売上高は30億4,700万元で前月比0.9%減、前年同月比21%減だった。大型パネル出荷枚数は9万6,000枚で前月比63.2%減、前年同月比6.3%増だった。中小型パネル出荷枚数は2,227万枚で前月比11%増、前年同月比24%減だった。

 瀚宇彩晶(ハンスター・ディスプレイ)の11月連結売上高は19億9,000万元で前月比17.2%減、前年同月比30.6%減だった。大型モニター用パネルと自社製品の出荷は15万7,000枚分で前月比17.5%減、中小型パネル出荷枚数は3,913万枚で6.4%減だった。

 パネル業界では、世界初の第10.5世代工場が近く中国で稼働するほか、来年8.6世代工場2基の稼働が予定されている。市場調査会社ウィッツビュー・テクノロジーは、来年の大型パネル需要は面積ベースで7%拡大、供給は7.7%拡大すると予測。来年第1四半期の大型パネル価格は小幅の下落にとどまり、年間を通じて需給均衡が続くとみている。