大手求人情報サイト「104人力銀行」がこのほど会員企業4,188社を対象にインターネット上で実施した調査によると、７月にも始まる中国人観光客の受け入れを見越し、観光・レジャー産業では14％の求人増が見込まれることが分かった。このほか、運輸物流業、百貨店業で11％、飲食業で10％の求人増が見込まれるが、賃金上昇にはつながらない見通しだ。15日付蘋果日報が伝えた。
求人が増えると見込まれるのは、観光ガイド、観光地での解説員、販売員、顧客サービス担当者など。
調査担当者は「求人増は短期、パートタイマーが多く、学生アルバイトや主婦層がサービス業界の求人需要の中心となりそうだ」と分析した。
このうち、晶華酒店（グランド・フォルモサ・リージェント・タイペイ）が故宮博物院にオープンする高級レストラン「故宮晶華」では数百人の雇用が見込まれている。
創意旅行社の李奇岳総経理は「旅行会社は正社員の業務スタッフと兼職のガイドを最も必要としている。中国語ガイドの資格とツアー引率経験を備え、台湾の歴史文化、中台の文化や言語習慣の違いを理解していることが望ましい」と述べた。
