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人民元両替、銀行はコスト高を懸念


ニュース 金融 作成日:2008年5月15日_記事番号:T00007448

人民元両替、銀行はコスト高を懸念

 
 中華民国銀行公会の許徳南理事長は、馬英九次期政権で実現が確実視される台湾本島での台湾元と人民元の両替について、「最大の問題は保険料を中心とする紙幣の輸送コストだ」という見方を示した。

 許理事長によると、現在、海外の通貨を台湾に輸送する際は、域内銀行が高額の保険料を負担している。このため人民元の購入コストが高過ぎる場合は、銀行の取り扱い意欲と利用者に購入意欲に影響する恐れがあるという。許理事長は解決方法として、銀行各行が輸送の際の保険料を分担しコスト低減を図ることを挙げた。

 なお、人民元の両替に関しては、中国銀行や中国工商銀行香港支店の関係者が既に来台して台湾銀行、台湾土地銀行、合作金庫銀行などを訪問し、人民元と台湾元の両替制度の実現後、台湾側への人民元の補給など技術的な問題について協議を行ったという。