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民進党の姚文智氏、台北市長選に立候補表明


ニュース 政治 作成日:2017年12月18日_記事番号:T00074542

民進党の姚文智氏、台北市長選に立候補表明

 来年末の台北市長選挙に向けて、民進党の同市選出の立法委員、姚文智氏が17日、立候補を表明した。現職の柯文哲市長の中国への融和姿勢に不満で、独自候補を求める民進党支持層の声に応えるものだ。民進党は前回14年は候補者擁立を見送って柯氏の当選を後押ししたが、次回18年も柯市長に協力するのか、または独自候補を擁立するのかはまだ正式に決めていない。18日付蘋果日報などが報じた。

/date/2017/12/18/17yao_2.jpg姚文智氏。松山空港を廃止すれば、付近の建物の高さ制限が緩和されることを含めて、3,000ヘクタールの用地を市の再生に活用できると訴えた(17日=中央社)

 台北市は国民党支持層が強いため、民進党が独自候補を立てた場合、泛緑(汎民進党陣営)の票が割れて国民党候補が漁夫の利を得る可能性もある。

 姚氏は台北松山空港の廃止や都市再開発の推進などの公約を掲げた。立候補発表会には50人の立法委員が駆け付け、3,000個の客席が支持者で埋まった。姚氏の立候補は脅威かとの質問に対し柯市長は「そうとも言えるし、そうでないとも言える」と話した。

 台北市長選で、国民党は丁守中・元立法委員と、元行政院報道官の鄭麗文氏が立候補を表明している。同党は2段階の世論調査によって候補者を絞り込む方針だ。