ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2017年12月19日_記事番号:T00074569
中国鋼鉄(CSC)は昨年、東南アジア諸国連合(ASEAN)向け輸出が約140万トンとなり、ASEANが中国に次ぐ第2の海外市場となった。ASEAN市場の鉄鋼需要は今後も大幅に増加すると予想され、将来、中国を抜いて最大の海外市場となる可能性もあるとみている。19日付自由時報が報じた。
鉄鋼市況の冷え込みを受け、CSCは2011年、アジア新興市場での事業展開拡大を進める「新亜計画」を始動、現在、ASEANおよび南アジアに14カ所の加工拠点を設けている。
うち同社が56%を出資し、新日鉄住金などと合弁でベトナムに設立したCSVC(中国語名・中鋼住金越南)は13年末に冷延製品の生産を開始。昨年、黒字転換を果たし、今年も引き続き利益計上が見込まれる。
また同国北中部ハティン省に台塑集団(台湾プラスチックグループ)が建設し、今年5月末に操業を開始した大型製鉄所、フォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)に対しCSCは22.5%を出資しており、毎年200万トンの鋼材供給を受けることができる。これら鋼材をインドに設置した電磁鋼板工場に原料として供給すれば、台湾から輸出する場合に課せられる10%の関税を回避できる。
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