ニュース 金融 作成日:2017年12月19日_記事番号:T00074576
政府系金融持ち株会社、第一金融控股の董瑞斌董事長はこのほど、傘下の第一商業銀行(ファースト・コマーシャル・バンク)の海外展開について、独フランクフルトに支店を設置する計画を明らかにした。19日付中国時報が報じた。
フランクフルトにはかつて台湾の銀行の多くが拠点を開設していたが、採算面から相次いで撤退した。しかし英国の欧州連合(EU)離脱を控え、台湾銀行が先ごろ同地に事務所を開設すると発表。第一銀もこれに倣う方針だ。
また第一銀は、東南アジア諸国連合(ASEAN)およびオーストラリア市場での事業に注力しており、シンガポール、ハノイ、ホーチミン、マニラ、ビエンチャン、ブリスベンなど16カ所の拠点の今年1~11月利益は前年同期比30%以上増加した。特にカンボジアでは先ごろ開業したシェムリアップ支店を含め8カ所に拠点を開設。目覚ましい経済成長を見せ、利差も大きい同国での利益は2019年に香港支店を上回る見通しとなっている。
このほか同行は工業の発展が加速する中国・天津市にもリース会社の支社を設立する計画だ。
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