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ジンテック、原料供給でルネソーラーと長期契約


ニュース その他製造 作成日:2008年5月15日_記事番号:T00007458

ジンテック、原料供給でルネソーラーと長期契約

 
 太陽電池大手の昱晶能源(ジンテック・エナジー)は、シンガポールの太陽電池用ウエハーメーカー、レネソーラー・シンガポールと2008年7月から14年6月までの6年間、計525メガワット(MW)の原料供給契約を結んだと発表した。今回の長期契約によりジンテックは、来年と再来年の生産目標を引き上げるとみられ、最大手の茂迪科技(モーテック・インダストリーズ)に挑戦する。15日付蘋果日報が報じた。

 ジンテックの廖国栄総経理によるとレネソーラーの原料価格は、現在の現物市場より2~3割安く競争力が強いという。廖総経理は、レネソーラーからの供給は、今年分はわずか12.5MWと生産量増加への貢献度は大きくないが、来年から効果を発揮するとしている。

 レネソーラーは主要生産拠点を中国浙江省に持ち、単結晶シリコンウエハーの品質を強みとするメーカーだ。

 ジンテックの08年の太陽電池生産目標は220MWで、これに受託生産分を加えると総生産目標は250MWとなる。生産能力拡充を進めるジンテックは、今年末には生産能力が560MWに達する見込みだが、原料のシリコンウエハーを確保できるかどうかが大きな問題となっていた。一方茂迪も今年末には600MWまで生産能力を拡充する計画で、さらに生産量を今年は280MW、来年は400MWとしている。