ニュース 電子 作成日:2017年12月20日_記事番号:T00074590
NAND型フラッシュメモリー用コントローラーIC設計大手の群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)は19日、産業用コンピューター(IPC)最大手の研華科技(アドバンテック)と提携し、高速大容量SSD(ソリッドステートドライブ)ソリューションで、産業用ロボット大手のサプライチェーン入りを果たしたと発表した。20日付工商時報が報じた。
ファイソンが産業用SSDコントローラーIC、アドバンテックがロボットの視覚、スマート監視用ストレージサブシステムを提供し、共同でスマートマニュファクチャリング(スマート製造)市場を開拓する。
両社は顧客について明らかにしなかった。業界関係者は、産業用ロボット大手4社の▽ファナック▽安川電機▽独クーカ▽スイスのABB──が今年から中国で生産能力を増強しており、台湾メーカーへの調達を拡大していると指摘。その上で、ファイソンとアドバンテックはクーカとABBから2年以上の長期契約を受注したと予想した。
中国の産業用ロボット市場規模は3年以内に2,000億人民元(約3兆4,000億円)に達し、日本を抜いて世界最大の市場になると予想されている。大手4社の中国市場シェアは合計6割以上で、4社と提携できた台湾メーカーが恩恵を受ける見通しだ。
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